国慶節デモの翌日
2019.10.2国慶節で香港で大規模デモが会った翌日、封鎖されていた地下鉄はともかく道路やトラムがデモによりどういう影響を受けたのかを確認するべく再び銅鑼湾へ。
朝の9時頃にはもう道路は復帰していて、車もトラムも普通に往来していた。
さすがに道路のラキガキまでは消せていないが、車の行き来に影響はない様だった。
少し歩いて見ると、デモ隊がバリケート様にレンガを取り出すために掘り返された歩道を補修している人たちを見かける。
すぐそばには食物環境衛生署のベストを着た人たちが道路のゴミの片付けをしている。
食物環境衛生署という、日本んでいう環境省のにあたる機関の名前が入っている。
朝一で道路の状況を戻すために、一体何時から片付けをしていたんだろう。
先日の写真でバス停の時刻表部分を燃やされたり、接着剤でチラシを貼られたりしている部分には、別途印刷した時刻表等を付けていた。
街には職員でないと思われる一般の人の片付けも多く見られた。
ただ、悲しいことに年配の方が多く、若者の片付けを一切見かけなかった。
運行には支障がなくても、取り外された安全柵はない状態だし、トラム駅や地下鉄の入り口にはスラムの様な落書きが日増しに増えていく。
白線に沿って延々と習近平氏のチラシを道に貼ってある様は、「もう好きなんじゃないのかな?」って思いたくなるくらいだ。
あれだけの状態で、翌日には一見何事もなかったかの様な状態に戻っている。
デモ隊と政府と街の人、どこが疲弊しきるのが先なのだろうか。